ソウル中央地検で取り調べを受けた後、帰宅する李元大統領=15日、ソウル(聯合ニュース)
ソウル中央地検で取り調べを受けた後、帰宅する李元大統領=15日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】大統領在職中(2008~13年)の110億ウォン(約11億円)台に上る収賄などが疑われる韓国の李明博(イ・ミョンバク)元大統領が検察の取り調べで、情報機関の国家情報院(国情院)が青瓦台(大統領府)に上納した資金のうち10万ドル(約1000万円)を受領した事実を認めたことが分かった。検察関係者が15日、明らかにした。 李氏は収賄のほか横領・背任、脱税、職権乱用、公職選挙法および大統領記録物管理法違反などの容疑が持たれており、14日にソウル中央地検に出頭し20前後の案件について21時間にわたり調べを受けた。大部分の容疑について「全く知らないことで、たとえそうしたことがあったとしても、実務(関係者)で行われたこと」という趣旨の供述をしたと伝えられた。 10万ドルについては、李政権で大統領第1付属室長を務めた金禧中(キム・ヒジュン)氏が検察で自白している。金氏は国情院から受け取った10万ドルを11年10月の李氏の訪米を前に李氏側に渡したと供述した。 李氏は取り調べで10万ドルの使途については明らかにしなかったという。
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