米国に向け出発する康京和長官=15日、仁川(聯合ニュース)
米国に向け出発する康京和長官=15日、仁川(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官が、15~17日(現地時間)の米ワシントン訪問中にトランプ米大統領の長女、イバンカ大統領補佐官と会談する予定だ。同部の魯圭悳(ノ・ギュドク)報道官が15日の定例会見で伝えた。 康氏とイバンカ氏の会談の目的は明らかになっていない。イバンカ氏は平昌冬季五輪の閉会式に出席するため訪韓した際、康氏と競技を観戦した。 康氏がイバンカ氏と面会する際に、南北首脳会談や米朝首脳会談に関して意見交換する可能性があるとの観測も出ている。 また、政府当局者によると康氏はロス商務長官との電話会談を予定している。康氏は同氏と鉄鋼輸入制限など、米国の保護貿易策を含む経済・通商分野の懸案について話し合うと予想される。 16日には解任されたティラーソン国務長官の代行を務めるサリバン国務副長官と会談する予定だ。 魯報道官は、国務長官の交代が韓米協力に及ぼす影響について「韓米両国は北朝鮮核問題、(韓米)同盟、経済、通商など重要な懸案がある状況において、米国内の人事交代と関係なく外交当局間の緊密な意思疎通により強い協力を維持することが重要だとの認識を共有している」と述べ、北朝鮮問題に関しても韓米間の協力関係に問題がないことを強調した。 このほか魯報道官は、康氏が共和党のライアン下院議長、東アジアの外交を担当するガードナー上院議員、ロイス下院外交委員長などに会い、北朝鮮核問題を含む韓米両国間の主要懸案について議論する予定だと伝えた。
Copyright 2018(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0