北朝鮮、シリアとの化学兵器取引説に反発
北朝鮮、シリアとの化学兵器取引説に反発
北朝鮮は1日、北朝鮮とシリアの化学兵器取引説に反発し、化学兵器を生産したことがなく、化学兵器そのものに反対していると主張した。

 北朝鮮外務省米国研究所の広報室長はこの日、朝鮮中央通信の記者とのやりとりで「米国がまた根拠のない謀略資料を作り出し、反共和国の悪宣伝を流布している」と指摘した。

 先立って米国ニューヨーク・タイムズなど外信は先月27日(現地時間)、国連の北朝鮮制裁委員会報告書を引用して、北朝鮮がシリアと化学兵器や弾道ミサイル関連の品目を取引した具体的な状況が捉えられたと報道した。

 広報室長は「最近、シリア東部地域での民間人に対する化学兵器使用説が出回っている時に、米国は国連安全保障理事会北朝鮮制裁委員会の報告書に反映された内容としながら、われわれがシリアの化学兵器の製造に協力したという主張を広めている」と非難した。

 続けて「これは反共和国制裁圧迫の雰囲気を高めて、全面的な海上封鎖を実現するための術策に過ぎない」と主張した。

 広報室長は「わが共和国は化学兵器を開発、生産、備蓄したことはなく、化学兵器そのものに反対している」と強調した。

 また広報室長は「今回、米国がでっち上げた韓国とシリアの間の協力説も私たちを化学兵器の保有及び拡散国と罵倒し、反共和国制裁・圧迫の雰囲気を高めて全面的な海上封鎖を実現するとともにシリアに対する軍事的干渉を正当化しようとする試みに過ぎない」と話した。


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