イバンカ氏が23日に韓国を訪れる(イメージ、写真はEPA)=(聯合ニュース)
イバンカ氏が23日に韓国を訪れる(イメージ、写真はEPA)=(聯合ニュース)
【ワシントン聯合ニュース】トランプ米大統領の長女で大統領補佐官を務めるイバンカ・トランプ氏が、25日の平昌冬季五輪閉会式に出席する米政府代表団の団長として韓国を訪れる。米政府高官によると、イバンカ氏は23日に韓国入りし、同日夕に青瓦台(大統領府)で文在寅(ムン・ジェイン)大統領と会食する。26日に帰国予定。 北朝鮮核・ミサイル問題の解決に向けた米朝対話や南北首脳会談の実現の可能性などが注目される一方で、韓米間では米国による鉄鋼輸入規制の動きなど通商摩擦の懸念が高まっている。こうした中でイバンカ氏がトランプ大統領のどのようなメッセージをもたらすか、関心が集まる。 この米高官は、イバンカ氏が韓国滞在中に北朝鮮政府関係者に会う計画はないと伝えた。北朝鮮脱出住民(脱北者)の女性と面会するという一部の報道も否定した。イバンカ氏ら代表団は、韓国の経済成長と発展、五輪の成功を祝い、米選手団を激励し、強固な韓米同盟を再確認することになると説明した。 五輪開会式に合わせ来韓したペンス米副大統領は、五輪の舞台を宣伝の場に活用しようとする北朝鮮に対抗する姿勢を示した。これに関し米高官は「もちろん、われわれは依然として憂慮している」としながらも、「(代表団の)メッセージにはさまざまな面がある。それはメッセージの一部だ」と述べた。 イバンカ氏は五輪の競技を観戦し、米選手団を激励したり韓国を含め世界中から観戦に訪れた人たちとコミュニケーションを取ったりすることに多くの時間を費やすという。演説などの計画はない。 同氏の来韓については、五輪開会式に出席した北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長が引き合いに出され、五輪を舞台にした韓米・北朝鮮外交の重要なポイントとなりそうだ。 一方、イバンカ氏は「五輪閉会式に米代表団を率いることになり光栄だ」と声明を発表し、米選手団の成果を祝いたいと述べた。
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