＜平昌五輪＞美女応援団の前に登場した“金正恩そっくりさん”「こういう顔で生まれたのだから仕方ない」

北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）労働党委員長のコスプレ姿で美女応援団の前に登場して、朝鮮半島の旗を振り競技場の外に追い出された男性が「むしろ悔しい」と強弁した。

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　AFP通信は15日、金正恩氏のそっくりさんとされる人物が“ハワードX”という仮名を使う人物で、自身がなぜ競技場の外に追い出されたのか分からないと述べたと報道した。

　女子アイスホッケー南北合同チームは前日（14日）、カトリック関東大学校体育館で、日本との平昌（ピョンチャン）五輪組別予選第3戦をおこなった。

　北朝鮮応援団も現場を訪れ、熱烈な応援を繰り広げていた。そんな中、金正恩氏のそっくりさんが朝鮮半島の旗を掲げながら観衆席に登場した。この人物は開会式にもドナルド・トランプ米大統領のそっくりさんと共に姿を見せ、話題となった。一部の観衆は笑いながら写真を撮っていたが、北朝鮮応援団は驚いた表情で慌てる姿を見せた。彼は結局、大会関係者によって競技場の外に追い出された。

　AFPは「金正恩氏のコスプレをした人物が朝鮮半島の旗を揺らしながら、北朝鮮応援団の前に登場すると、彼らは怒った」と場の雰囲気を伝えた。続けて「一部のファンは笑ったが、それも束の間、関係者に抑えられていた。すぐに競技場の外へ出なければならなかった」と説明した。

　また、このそっくりさんは取材に対し、「応援団の前に出た際、3人の男性が来て腕を掴まれた。わたしは朝鮮半島の旗を振っただけなのに。むかつく」と明かし、「わたしは法を犯したわけではない。彼らは通訳を通して“一部から威嚇される可能性がある。あなたの安全のためだ”と言ってきた。たとえ、わたしの顔が気に入らないと言われても、どうしようもない。こうして生まれただけだから」と訴えた。