韓国・慶南の療養病院23%、火災にぜい弱…スプリンクラーなど未設置 (提供:news1)
韓国・慶南の療養病院23%、火災にぜい弱…スプリンクラーなど未設置 (提供:news1)
韓国の慶尚南道(キョンサンナムド)密陽(ミリャン)世宗病院の火災で約190人の死傷者が発生したが、依然として慶尚南道地域の一部の療養病院は火災にぜい弱なことがわかった。

 慶尚南道が昨年1年間で道内の73か所の療養病院(休業中の1か所を含む)を対象に特別消防点検をおこなった結果、道内の全病院のうち23.28%である17か所が消防施設をまともに設置していなかった。

 この中で重複を含めて14か所は、是正措置をするように命令書を発行し、4か所は関係機関に通報処理した。

 点検内容別では17か所の病院で28件が摘発されており、スプリンクラー・自動火災速報設備の未設置22件、スプリンクラー未設置4件、自動火災速報設備2件などだ。

 今回の点検でも、密陽火災事件で大型惨事の要因に挙げられたスプリンクラー設置が急がれることが明らかになった。

 道の関係者は「来る6月30日までにスプリンクラーなどの消防施設を設置しなければならないが、早期に設置できるように指導中である」と話した。

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