ヒョン・ソンウォルを団長とする芸術団代表、KTXでソウル到着＝施設見学後、北へ

ヒョン・ソンウォル三池淵楽団長率いる平昌冬季オリンピック北朝鮮芸術団訪問のための事前点検チームが22日午前11時5分、ソウル駅に到着した。

　ソウル駅に到着したヒョン団長は、待ち構えていた報道陣から「移動中はリラックスできましたか？」、「次の日程は？」、「韓国に到着した心境は？」など質問が投げかけられたが一切答えることなく、足早に準備された通路へと移動。11時8分、用意されたバスに乗車し、その1分後には警察による護衛のもと出発した。

　ヒョン団長ら一行はこの後、韓国側関係者が準備した公演会場を見学し、2日目の日程を消化する予定。一行はまず、蚕室（チャムシル）学生体育館を見学した後、ウォーカーヒルホテル、奨忠体育館、国立劇場などを訪問するものとみられる。現場点検前に、昼食をとる可能性もある。

　この日、一行は韓国側の関係者と芸術団の公演内容と形式に関して協議をおこなうと推測される。

　ソウルで施設点検を終えた北朝鮮点検チームは午後、陸路を通して北側へ戻る計画だ。