冬季五輪初の南北合同チーム、「KOR」ではなく「COR」表記を使用

2018平昌冬季オリンピックに南北女子アイスホッケー合同チームが初めて出場する。チーム名は「KOREA」に朝鮮半島旗が描かれた特別ユニフォームを着用し出場するが、アルファベットでの略式表記は「KOR」ではなく「COR」が使用される。

　これまで韓国は「Republic of Korea」を縮めて「KOR」と表記し、北朝鮮は「Democratic People's Republic of Korea」を省略した「DPRK」を使用してきた。

　南北両方ともに「KOREA」を使用するが、南北合同チームが「KOR」を使用する場合、韓国を象徴することになるため、国際オリンピック委員会（IOC）は2国家の略語を含めた「COREE」に決定した。これは、高麗時代以降、韓民族国家を指すフランス語からきている。

　トーマス・バッハIOC委員長は20日、南北オリンピック会議を終えた後、「女子アイスホッケー合同チームの英文頭文字を『COR』とする」とし、「南北合同チームが、オリンピックスポーツ統合の力を見せてくれる偉大な象徴となるだろう」と語った。