北朝鮮視察団の団長を務める玄松月氏=(聯合ニュース)
北朝鮮視察団の団長を務める玄松月氏=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮が平昌冬季五輪に合わせ「芸術団」を派遣するのに先立ち、公演会場などを確認するための視察団が21日午前、南北軍事境界線を越えて陸路で訪韓した。昨年5月に発足した文在寅(ムン・ジェイン)政権で北朝鮮関係者が訪韓するのは初めて。 三池淵管弦楽団の玄松月(ヒョン・ソンウォル)団長ら7人は午前9時すぎに韓国入り。2日間、ソウルと五輪会場の東部・江陵の劇場を視察し、芸術団の公演会場を最終的に決定する。 視察団はソウルを経て江陵に向かい、1カ月前に完成した江陵アートセンターを視察するとみられる。江陵で1泊し、22日にはソウルの劇場を視察する予定。韓国の文化体育観光部や統一部などの政府関係者と、公演プログラムなどを巡る本格的な実務協議を行う可能性もある。 北朝鮮は20日から視察団を韓国に送ると通知していたが、19日夜になって急きょ、取りやめると韓国側に通告。韓国は20日に視察団の派遣を取りやめた理由を通知するよう求めたが、北朝鮮はこれには回答せず、21日に視察団を派遣すると通知してきた。
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