実務会談で握手を交わす韓国(右)と北朝鮮の出席者(統一部提供)=17日、ソウル(聯合ニュース)
実務会談で握手を交わす韓国(右)と北朝鮮の出席者(統一部提供)=17日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部は17日、南北軍事境界線がある板門店で同日開かれた北朝鮮の平昌冬季五輪参加に関する次官級の南北実務会談で、北朝鮮が五輪期間に応援団約230人を派遣する意向を示したと明らかにした。 同部は配布した報道資料で、会談では北朝鮮代表団の規模や訪韓ルート、開会式での合同入場、アイスホッケー女子の合同チーム結成、合同文化行事、北朝鮮の平昌冬季パラリンピック参加などについて意見を交わしたと説明した。 訪韓ルートとして、北朝鮮はオリンピック委員会代表団と選手団、応援団、テコンドー演武団、記者団が「西海線陸路」を経由して韓国に入る案を提示したという。統一部当局者はこれについて、南北経済協力事業・開城工業団地の運営に用いていた京義線陸路を指すようだとしている。 北朝鮮は2002年に開かれた韓国・釜山でのアジア大会などの際に選手団と共に応援団を派遣。応援団には「美女軍団」も含まれていた。 同部はまた、南北が北朝鮮選手団の出場種目と規模、応援団やテコンドー団の派遣規模、北朝鮮・金剛山での南北合同文化行事、北朝鮮東部・馬息嶺スキー場の利用などについて立場を伝え合ったと紹介した。同部当局者は「合同文化行事や馬息嶺スキー場の利用などは韓国側が提案したものと承知している。金剛山合同文化行事は前夜祭を意味するようだ」と話している。 これと関連し、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は大統領選前の昨年1月、平昌五輪に絡み「北の金剛山ホテルや馬息嶺スキー場を宿泊所、訓練施設として活用し、金剛山で同時前夜祭を開けば、世界的な関心を集められるだろう」と述べていた。 統一部は「南北は開幕間近の平昌五輪を平和と和合の祭典にすべきとのスタンスで一致し、真剣かつ誠実な態度で互いの具体的な立場を示した」と伝えた。南北は午後も協議を続けるという。 
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