南北高官級会談で握手を交わす韓国首席代表の趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官(右)と北朝鮮代表の李善権(リ・ソングォン)祖国平和統一委員会委員長=9日、板門店(写真共同取材団=聯合ニュース)
南北高官級会談で握手を交わす韓国首席代表の趙明均(チョ・ミョンギュン)統一部長官(右)と北朝鮮代表の李善権(リ・ソングォン)祖国平和統一委員会委員長=9日、板門店(写真共同取材団=聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】9日に開催された南北の高官級会談で軍事的な緊張緩和に向けた軍事当局者会談を開くことで合意したことを受け、韓国の国防部は出席者や議題などを決める内部協議に入った。  韓国軍は平昌冬季五輪・パラリンピックに参加する北朝鮮訪問団の規模が決まり次第、北朝鮮に軍事実務会談を正式に提案するとみられる。早ければ来週になると予想されるが、遅れる可能性もある。 軍事実務会談が開かれる場合、議題は平昌五輪に参加する北朝鮮訪問団の陸路での訪韓や安全問題などになるとみられる。 南北は高官級会談で発表した共同報道文で、北朝鮮は高官級や民族オリンピック委員会の代表団、選手団、応援団、芸術団、観戦団、テコンドー団、記者団などを派遣し、韓国は必要な便宜を図ることにした。 韓国で開かれる一大スポーツイベントに大規模な北朝鮮訪問団が訪れるため、陸路の通行手段や通行方法、通行手続き、通信手段など、実務的に協議しなければならない課題が多い。 平昌五輪が開幕する来月初旬からパラリンピックが終わる3月中旬まで、北朝鮮訪問団が通行するとみられる南北軍事境界線一帯での誹謗(ひぼう)中傷の中止や偶発的な衝突防止策も議題になる見通しだ。 国防部は南北軍事実務者会談を朝鮮半島の信頼醸成に向けた高官級の軍事会談につなげたい考えだ。南北は2004年6月、将官級軍事会談を開き、黄海での偶発的な衝突防止や軍事境界線一帯での宣伝活動の中止で合意したが、事実上無効化されている。
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