米韓首脳、平昌五輪期間中に軍事演習を実施しないことで合意…4日電話会談で

韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領と米国のドナルド・トランプ大統領が4日、電話会談をおこない、平昌（ピョンチャン）冬季五輪期間の米韓合同軍事演習を実施しないことで合意した。

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　平昌五輪開催を約1か月後に控え、北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党委員長の新年のあいさつを契機に南北会談を推進する中、米韓首脳の今回の電話会談が肯定的な影響を及ぼすのか注目される。

　文大統領とトランプ大統領は4日午後10時より30分間、電話会談をおこない、両国軍が五輪の安全保障に最善を尽くすことを議論したと、青瓦台（大統領府）の尹永燦（ユン・ヨンチャン）国民疎通首席秘書官が書面ブリーフィングを通じて伝えた。

　ユン秘書官によると、文大統領は電話会談で「北朝鮮がこれ以上挑発しない場合、五輪期間中の米韓軍事演習を延期するという意向を示せば、平昌五輪が平和の五輪となり、興行的に成功する上で大きく役立つ」として、米韓軍事演習の延期を提案した。これにトランプ大統領は「五輪期間中に軍事演習はないと言ってもよい」と答えた。