11月に弾道ミサイルの発射に立ち会った際、軍の幹部とたばこを吸いながら談笑する金委員長(右)=(聯合ニュース)
11月に弾道ミサイルの発射に立ち会った際、軍の幹部とたばこを吸いながら談笑する金委員長(右)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】年初から今月28日までに公開された北朝鮮・金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の活動は93回と集計された。金正恩政権発足後、年間で最も少なかった。 聯合ニュースが朝鮮中央通信など北朝鮮メディアの報道や韓国統一部の資料を基に集計した結果、金委員長は視察や行事出席など合計93回の公開活動を行っており、統一部が集計した昨年の公開活動(133回)より約30%減少した。 統一部の資料によると、金正恩政権発足後の金委員長の公開活動は2012年の151回から13年には212回に増えたものの、14年には172回、15年には153回、昨年133回と減り続けている。今年はこれまでで最も少ないだけでなく、初めて2桁になった。 金委員長が公開活動を減らしたのは、政権発足当初よりも権力の掌握や政権安定に自信を持ったためとの分析が韓国政府内などから出ているが、それだけ統治が閉鎖的になっていると見ることもできる。 一方、今年公開された金委員長の活動のうち、分野別では軍関連の活動(41回)が44%を占め、最も多かった。兵器開発現場を視察し、核・ミサイル能力の高度化に全力を投じた金委員長の歩みを反映した数字になった。軍関連の活動の割合が40%を超えたのは今年が初めて。経済関連の活動(25回)は約27%だった。  公開活動の同行者は、趙勇元(チョ・ヨンウォン)党中央委員会組織指導部副部長が最も多く、処罰されたとされる黄炳瑞(ファン・ビョンソ)朝鮮人民軍総政治局長が次いで多かった。10月半ばまでは黄氏が最も多かった。
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