韓国政府は来年の経済成長率を3.0%と予想した(イメージ)=(聯合ニュース)
韓国政府は来年の経済成長率を3.0%と予想した(イメージ)=(聯合ニュース)
【世宗聯合ニュース】韓国政府は27日発表した「2018年経済政策方向」で来年の韓国の実質国内総生産(GDP)成長率を3.0%と見通した。 世界的な景気回復により、来年も今年と同水準の成長傾向が予想されるが、雇用の不確実性、設備投資の反動減などで今年の成長予想値(3.2%)よりは多少低下した。 韓国が来年3.0%の成長を達成すれば、2010年に6.5%、11年に3.7%成長して以来、7年ぶりに2年連続での3%台以上の成長を達成することになる。 李燦雨(イ・チャンウ)企画財政部次官補は「来年の成長予想値が今年より数字上では低く見えるのは、半導体への先行投資などの影響がある」とし、「成長速度は(四半期当たり)0.7~0.8%程度とみており、来年の成長速度が今年と異なるわけではない」と説明した。 来年の韓国経済は、消費と輸出を中心に成長傾向が予想される。特に民間消費は基礎年金、児童手当、最低賃金の引き上げなど新政権による所得主導型成長政策の影響が本格化することで、2.8%増加すると予想した。 韓中関係の改善により、今年の韓国経済を苦しめた米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備に反発する中国の報復という「束縛」から解放されると期待される点も消費回復の要因に挙げられた。 ただ、米国の利上げによる資産市場の不確実性、北朝鮮リスクなどは消費増加を制約する要因と分析された。 来年の就業者数の増加幅は32万人と、今年と同水準になると予測。失業率は3.7%で今年と同水準だが、就業率は今年(66.6%)より多少改善し、67.3%と見通した。 
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