火災が起きたビルの駐車場で鑑識を行う関係者=22日、堤川(聯合ニュース)
火災が起きたビルの駐車場で鑑識を行う関係者=22日、堤川(聯合ニュース)
【堤川聯合ニュース】韓国消防当局は22日、中部の忠清北道堤川市で21日午後に発生し29人の死者を出したスポーツセンターのビル火災について、1階駐車場での工事作業中に発火したとの見解を示した。 当局によると、駐車場の天井に配管の熱線を設置する作業をしている最中に飛んだ火花が防湿などの目的で取り付けられた発泡スチロールに燃え移り、発火した発泡スチロールが駐車場の車に落ちて火の手が広がったという。建物外壁に火に弱い建築材が使われていたことから、火はあっという間に9階まで燃え広がった。当局はこうした火災の経緯を防犯カメラの映像で確認したとされる。 通報を受けて消防隊が現場に到着したとき、すでに駐車場の車と2階の外壁に火が広がっていた。火の勢いが強く有毒な煙が立ち込めていたため、消防隊員が窓を割って進入するのが難しかったとされる。
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