写真:Yonhap News
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【ソウル聯合ニュース】韓国軍合同参謀本部は21日、北朝鮮軍兵士の韓国亡命後の午前9時24分ごろ、この兵士を追ってきた北朝鮮軍の数人が軍事境界線(MDL)に近づいたため、9時30分ごろ、警告放送とともに機関銃で20発の警告射撃を加えたと明らかにした。 北朝鮮軍側はそれ以上近づいてこなかったという。 また、10時13分ごろと16分ごろの2回、北朝鮮側から数発の銃声が聞こえたが、韓国側で弾痕は見つかっていないとした。 同日午前8時4分ごろ、最前線・中西部戦線で、北朝鮮軍の下級兵士1人が韓国に亡命してきた。韓国軍は兵士の身柄を安全に確保した。亡命の動機や経緯などについて調べる方針だ。 兵士は約19歳の男性で、AK自動小銃を所持していたという。 北朝鮮軍は兵士の亡命直後、数人の兵士を非武装地帯(DMZ)に投入したとされる。 韓国軍合同参謀本部は当初、銃撃はなかったと説明していたが、「(銃撃は)亡命事実をブリーフィングした際に起きた」と明らかにした。 北朝鮮軍からの亡命は、11月13日に南北軍事境界線上にある板門店の共同警備区域(JSA)で兵士1人が北朝鮮軍から追われ銃撃を受けながら亡命して以来。 今年、韓国に亡命した北朝鮮兵は4件の計4人で、住民を合わせると9件の計15人となる。昨年は3件の計5人(うち1人は兵士)だった。
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