江陵の五輪競技場前に並べられた次世代FCVなど現代自動車の車両(同社提供)=(聯合ニュース)
江陵の五輪競技場前に並べられた次世代FCVなど現代自動車の車両(同社提供)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の現代自動車は20日、2018年2~3月の平昌冬季五輪・パラリンピック開催に合わせ、最先端のコネクテッド(つながる)技術を採用し水素燃料電池を搭載した未来型の自動運転車を披露する計画を明らかにした。 現代は五輪直前に次世代燃料電池車(FCV)5台と高級車ブランド「ジェネシス」の「G80」2台を用い、ソウル―平昌間の高速道路約200キロで自動運転を実演する。 これらの車は、米自動車技術者協会(SAE)が定める自動運転の技術区分で最上位のレベル5に次ぐレベル4を満たしている。レベル4は限定条件の下でドライバーが運転に関与せず、システムが車の速度と方向をコントロールする段階で、ドライバーが必要ない無人自動車を意味するレベル5とともに完全自動運転に分類される。 自動運転機能を備えた次世代FCV5台は五輪期間中、平昌の競技場周辺区間を往復する自動運転体験車としても活用される。選手や関係者、観戦客など誰でもその場で予約し、試乗することができる。 同社はこのほか、18年3月に発売予定の次世代FCV50台を用い、五輪競技が行われる平昌や江陵で一般人対象の試乗プログラムを実施する。 これとは別に、現代と子会社の起亜自動車は五輪運営のため乗用車やバン約2600台、バス約1200台などを提供する。
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