韓国・文大統領、北京大で演説「朝鮮半島で戦争が起こってはならない」
韓国・文大統領、北京大で演説「朝鮮半島で戦争が起こってはならない」
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が中国訪問3日目の15日(現地時間)、中国の大学生を対象に演説をおこない「中国と韓国が“植民帝国主義”を共に勝ち抜いたように、いまの東北アジアに近づく危機を一緒に克服していくことを願う」と述べた。

 文大統領はこの日午前、北京大学で演説し、「中国と韓国は近代史における苦難を共に経験し克服した同志だ。私は今回の中国訪問がこうした同志的信義を基に、両国関係を一段階発展させていく出発点になることを希望する」としながら、このように伝えた。

 文大統領は続けて「北朝鮮は今年だけで15回の弾道ミサイル発射事件を強行し、6次核実験もおこなった。特に、最近発射されたICBM級ミサイルは朝鮮半島や東北アジアを超え、世界平和への深刻な脅威となっている」とし、「北朝鮮の核とミサイル問題は韓国だけの問題ではない。北朝鮮は中国とも隣接しており、北朝鮮の核開発およびこれにより高まる緊張構造は中国の平和や発展にも大きな威嚇となっている」と述べた。

 また、「中韓両国は北朝鮮の核保有を容認することはできず、北朝鮮の挑発を防ぐには強力な制裁と圧迫が必要との立場を共有している。朝鮮半島で戦争が起こってはならない。北核問題は対話を通じて平和的に解決されるべきということに共感している」と言及した。

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