“国政介入”崔順実被告に懲役25年を求刑＝韓国検察

韓国史上初の大統領弾劾事態まで発生した張本人である崔順実（チェ・スンシル、61）被告の国政介入容疑に対して韓国検察が重刑を求刑した。

　ソウル中央地裁は14日に開かれた結審公判で検察は崔被告に懲役25年と罰金1185億ウォン（約122億円）、77億9735万ウォン（約8億円）の追徴金を求刑した。

　検察は安鍾範（アン・ジョンボム）前青瓦台（大統領府）政策調整首席には懲役6年と罰金1億ウォンを、ロッテグループのシン・ドンビン（日本名:重光昭夫）には懲役4年と追徴金70億ウォンを宣告してほしいと述べた。

　パク・ヨンス特別検察官チームは「政治権力と資本権力の隠密で不道徳な癒着と、これを十分活用した影の実力者の貪欲と悪事がこの事件の実体」とし「崔被告に対する厳重な断罪だけが歴史の傷を癒し、毀損された憲法的価値を再確立する契機になるだろう」と強調した。

　検察側も「崔被告は私益追求のために大統領の権限を利用し、憲法価値を深刻に毀損して国家の綱紀を根こそぎ揺るがした」とし「彼女は国政介入事体の始まりと終わりで、国民を塗炭の苦しみに陥れた崔被告に厳しい刑事責任を問わなければならない」と述べた。