公判のためソウル地裁入りする崔被告=14日、ソウル(聯合ニュース)
公判のためソウル地裁入りする崔被告=14日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国・朴槿恵(パク・クネ)前政権で起こった国政介入事件の論告求刑公判が14日、ソウル中央地裁であり、検察は朴槿恵被告(収賄罪などで公判中)の長年の知人で同罪などに問われている崔順実(チェ・スンシル)被告(61)に対し懲役25年を求刑した。 崔被告は朴被告らと共謀し、50社以上の大企業に対し自らが事実上支配していた文化支援財団「ミル財団」とスポーツ支援財団「Kスポーツ財団」に計774億ウォン(現在のレートで約80億円)を拠出するよう強要した職権乱用罪のほか、朴被告と共にサムスングループから約束分を含めて433億ウォンの賄賂を受け取った収賄罪などに問われている。 検察は「崔氏は自身の利益のため、大統領の権限を利用し、憲法の価値を傷つけた」と強調。国政に介入し、初の大統領弾劾事態の国家危機を招いた張本人だと指摘した。 国政介入事件は国民の怒りを買い、韓国憲政史上初の大統領弾劾、罷免へと至った。判決公判は来月開かれると予想される。 一方、朴槿恵政権時代に青瓦台(大統領府)政策調整首席秘書官だった安鍾範(アン・ジョンボム)被告には懲役6年と罰金1億ウォン、崔被告らへの贈賄罪に問われているロッテグループ会長の辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)氏には懲役4年と追徴金70億ウォンを求刑した。
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