朴槿恵被告(資料写真)=(聯合ニュース)
朴槿恵被告(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】サムスングループからの収賄罪などに問われている韓国前大統領、朴槿恵(パク・クネ)被告の公判で、ソウル中央地裁は28日、朴被告が前日に続きこの日も健康問題を理由に出廷せず、被告不在の欠席裁判を進めることを決めた。「勾留期間が限られていることなどを考慮すると、これ以上、公判期日を遅らせることはできない」と理由を説明した。 刑事訴訟法によると、勾留されている被告が正当な理由なく出席を拒み、強制的に出廷させることが不可能または著しく困難な場合、被告欠席のまま公判手続きを進めることができる。 朴被告は10月16日の公判で、勾留期限の最長6カ月延長が認められたことを「受け入れ難い」とし、裁判を「法治の名を借りた政治報復」と批判。公判をボイコットする意向を表明していた。弁護団も勾留延長に抗議するとして全員辞任した。 弁護団の交代により中断していた公判は今月27日、42日ぶりに再開されたが、朴被告は欠席。同地裁は「出席を拒む正当な理由があるとは見なし難い」とし、28日に延期した公判への出席を促していた。朴被告は5人の国選弁護人との接見にも応じておらず、残りの公判も欠席するとみられる。 朴被告の公判ではまだ数十人の証人尋問が残っているが、検察が審理を早めるため証人の多くを取り下げる可能性があり、早ければ来年1月ごろにも結審する見通しだ。
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