インタビューを受けるデュビ五輪統括部長=23日、平昌(聯合ニュース)
インタビューを受けるデュビ五輪統括部長=23日、平昌(聯合ニュース)
【平昌聯合ニュース】国際オリンピック委員会(IOC)のデュビ五輪統括部長が22日、聯合ニュース・聯合ニュースTVの単独インタビューに応じた。 デュビ氏は、リンドベリ調整委員長と共に平昌五輪組織委員会の五輪準備状況を点検するIOCの実務責任者だ。 2014年9月に五輪統括部長に任命されて以降、平昌五輪組織委との調整委員会、プロジェクトレビュー(事務折衝)に全て出席してきた。 22日に開かれた第9回調整委員会で5年に及ぶIOCのプロジェクトレビューは終了したが、デュビ氏は来年2月9日の平昌五輪開幕前に平昌を再訪し、最終点検に当たる予定だ。  デュビ氏は「多くの人から韓国、日本、中国、ブラジルについて聞かれるたびに私が最も興味深く思うのが、五輪開催国の国民の自負心だ」とし、「そのような国の国民は自国の文化、力量、文化的自負心などを見せたいと願うが、韓国の国民はそのような自負心が非常に強い」と評した。 また「スイスから韓国に来るたびに楽しかった。韓国行きの飛行機を予約するたびに第2の家に行くようだった」と親近感を示した。 デュビ氏はインタビューの間、平昌五輪が開かれる江原道の江陵・平昌・旌善のアクセスの良さや、江原道の山と海が織りなす美しい景観を賞賛した。 そして「人々が江原道を夏と冬の観光資産として認識すれば、観光産業が韓国と世界にとって大きな五輪遺産の一つになると100%確信する」と述べた。 デュビ氏が統括部長に就任してから、平昌冬季五輪はリオ五輪に続く2回目の五輪となる。冬季五輪は初めて。 デュビ氏は「五輪では個人よりも団体がより偉大だ」とし、「信頼する平昌組織委、各機関、国際競技連盟、中継権を持つ放送局、五輪主管放送局のオリンピック放送機構(OBS)、IOCスポンサー、各国のオリンピック委員会などを上手く調整するのが私の仕事だ」と紹介した。 IOC本部があるスイス・ローザンヌ出身のデュビ氏は大学で経済学を専攻し、スポーツ行政の修士号を取得した。 金融・不動産業界で働き、政治経済学を教えた経験も持つデュビ氏は、07年にIOCの競技部長に就任するとイベント経営で才覚を発揮し、戦略的思考と企画力を武器に五輪組織委員会とIOC調整委員会の間で懸け橋の役割を務めてきた。
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