国連軍司令部、北朝鮮軍の亡命兵関連のCCTV映像公開拒否＝韓国

国連軍事司令部は最近発生した板門店・共同警備区域（JSA）内での北朝鮮軍亡命事件と関連し、軍事停戦委員会の調査結果が出るまで、監視カメラ（CCTV）映像を公開しないと17日、明らかにした。

　国連軍事司令部側はこの日、報道資料を通じて「国連軍事司令部は現在、北朝鮮軍亡命事件を調査中であり、調査が完了すれば追加的な詳細と資料を公開する予定」と説明した。

　当初、国連軍事司令部側は前日の16日、約26秒ほどの編集されたCCTV映像を国防部の記者団に公開するとしていたが、分量と内容をめぐり国防部の記者団が異議を提起すると、公開方針を変更した。

　続けて、国連軍事司令部側は「本事件と関連する全ての質疑は、国連軍事司令部広報室に問い合わせてほしい」と付け加えた。

　去る13日、亡命事件が発生してから4日が過ぎたが、事件の真相に関する明白な発表がなく、関連の問い合わせが国防部と合同参謀本部に殺到したことを意識したものとみられる。