船で釜山に到着する観光客(資料写真)=(聯合ニュース)
船で釜山に到着する観光客(資料写真)=(聯合ニュース)
【釜山聯合ニュース】韓国南部の釜山市がフェリーと韓方医療(韓国の伝統医学)を組み合わせたツアー商品を開発し、19日に大阪で説明会を開催する。 説明会には商品開発に参加した韓方医療機関や釜山港クルーズ医療観光支援センターなどが参加し、共催する日本の社団法人、おうち韓方アドバイザー協会が招待した大阪市民200人を対象に行われる。同協会は日本で韓方を広めるために設立された団体だ。 釜山韓方ツアー商品は釜山と大阪を結ぶパンスタークルーズと協力し、ツアーに参加する観光客のフェリー料金を割り引くほか、船内の施設を利用できるようにするなどの便宜を図る。 観光客は釜山港国際クルーズターミナルに到着後、クルーズ医療観光支援センターに立ち寄り、釜山の観光地や韓方医療機関に対する情報の紹介を受ける。 韓方医療は四象体質(人体の生理と病理を四つの類型に分けたもの)の診断と体質別にカスタマイズしたプログラムの提供、免疫疾患やアトピー、女性疾患の治療などで構成される。 釜山は日本に近く、治療のために定期的な再訪問が可能なメリットがあることから、釜山市は医療観光客の誘致に効果があると期待を寄せる。 おうち韓方アドバイザー協会の岩本明永代表は「今回の説明会は、事前申し込みだけで150人を超えるなど、過去の韓国韓方イベントの中で最大規模になる」とし、「12月8日から11日までの初めての釜山韓方ツアーにも20人の募集に15人が申し込むなど、ツアーに関する関心が非常に高い」と述べた。 釜山市の関係者は「これまでロシア、中国に集中していた医療観光政策を多角化し、国際情勢の変化に大きな打撃を受けない構造を作った」と説明した。 クルーズやフェリーなど釜山港に入港する外国人観光客は、昨年72万6520人と、金海空港を通じて入国する観光客89万1487人に迫る勢いだ。 釜山の医療観光誘致実績は2015年の観光客1万3028人、診療費収入259億ウォン(約26億6000万円)から昨年は観光客1万7505人、同収入350億ウォンと約35%増加し、全国平均の増加率22.7%を上回った。
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