揺れに驚き、外に出る市民ら(読者提供)=15日、浦項(聯合ニュース)
揺れに驚き、外に出る市民ら(読者提供)=15日、浦項(聯合ニュース)
◇韓国南東部でM5.4の地震 観測史上2番目の規模 15日午後2時29分ごろ、韓国南東部の慶尚北道浦項市北区の北9キロの地域でマグニチュード(M)5.4の地震があった。震源の深さは9キロ。韓国気象庁が発表した。昨年9月12日に発生した慶尚北道慶州市を震源とするM5.8の地震に次ぎ、韓国で観測史上2番目の規模だ。揺れは慶尚北道や慶尚南道だけでなくソウルなど全国各地で観測された。浦項市内では一部の住民らが緊急避難した。◇1~9月の輸出額が過去最高に 半導体など主力品目好調 韓国の今年の貿易規模が3年ぶりに1兆ドル(約113兆円)を超えることが有力視される中、1~9月の輸出額が過去最高を記録した。産業通商資源部は15日、1~9月の輸出額の累計が4301億9000万ドルとなり前年同期比18.5%増加したと発表した。1~9月の輸出額としてはこれまでの最高だった2014年(4249億7000万ドル)を上回った。品目別では、主力13品目のうち半導体、一般機械、鉄鋼など10品目で輸出が増えた。◇10月の失業率3.2%に改善 若年層は悪化 韓国統計庁が発表した雇用動向によると、10月の失業率は3.2%で、前年同月に比べ0.2ポイント改善した。一方で、若年層(15~29歳)の失業率は8.6%と、0.1ポイント悪化した。若年層の「体感失業率」は21.7%で、0.6ポイントの大幅悪化となった。◇元駐日大使の逮捕状請求 朴政権への裏金上納事件で ソウル中央地検は15日、朴槿恵(パク・クネ)前政権時代に情報機関・国家情報院(国情院)が特殊活動費を朴氏側に上納していた事件で、特定犯罪加重処罰法上の国庫損失や贈賄などの容疑で緊急逮捕していた元国情院長の李丙ギ(イ・ビョンギ)氏=元駐日大使=の逮捕状を請求した。◇文大統領の東南ア歴訪「外交安保の土台完成」 韓国大統領府 韓国青瓦台(大統領府)の朴洙賢(パク・スヒョン)報道官は15日の会見で、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の東南アジア歴訪の成果について「韓国の外交の地平を広げ、韓国政府が構想する外交・安保政策の土台を完成させる成果を収めた」と述べた。また11日にベトナムで開かれた中国の習近平国家主席との首脳会談を通じ、米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備により冷え込んでいた両国関係を正常化したと評価した。◇韓国亡命の北朝鮮兵 2回目の手術終了 南北軍事境界線上にある板門店の共同警備区域(JSA)で韓国側へ亡命する際、北朝鮮軍から銃撃されてけがを負った北朝鮮軍兵士が15日、ソウル近郊の亜州大病院で2回目の手術を受けた。手術は同日午前9時半に始まり、午後1時ごろ終わった。兵士はひじや肩、腹部などに5~6カ所の銃創がある。軍事境界線を越えてきた13日午後に同病院に緊急搬送され、約5時間にわたる手術を受けた。◇中国メディア 文大統領の12月訪中に期待感示す 中国共産党機関紙・人民日報系の英字紙グローバル・タイムズは、文在寅大統領が来月中国を訪問することを報じ、両国関係の正常化に期待感を示した。同紙は関係者の話を引用し、文大統領の訪中は韓中関係の雪解けが続いていることを示す信号であり、朝鮮半島の安定維持に寄与すると伝えた。◇李元大統領が帰国 積弊清算には言及せず 講演のためにバーレーンを訪問していた李明博(イ・ミョンバク)元大統領が15日帰国した。仁川国際空港に到着した李氏は、現政権が「積弊(積み重なった弊害)清算」として保守政権時代の不正追及を進めていることに関する報道陣の質問には答えずに車に乗り込んだ。李氏はバーレーンに出発する前、現政権の動きに対して「これが果たして改革なのか、政治報復なのか疑わしくなってきた」として不快感を示していた。
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