兵士の状態を説明する李教授=15日、水原(聯合ニュース)
兵士の状態を説明する李教授=15日、水原(聯合ニュース)
【水原聯合ニュース】南北軍事境界線上にある板門店の共同警備区域(JSA)で韓国側へ亡命する際、北朝鮮軍から銃撃を受けた北朝鮮軍兵士の2回目の手術が15日、ソウル近郊の亜州大病院で行われた。執刀した李国鍾(イ・グクジョン)教授は会見で、手術は成功したものの、現在も重篤な状態が続いていると説明した。 李教授は「2回目の手術で汚染部位を除去するために腹腔を洗浄し、腹壁を縫合するのに成功した。腹壁に残っていた1発の銃弾を除去した後、手術を終えた」と伝えた。 しかし多くの合併症が予想されることから注意が必要な状況で、大量の出血によるショック状態が長く続いたため一般的な外傷患者に比べ予後が良くない可能性が高いとして、「現在も重篤な状態」と説明した。 2回目の手術はこの日午前9時30分から午後1時まで約3時間半行われた。 兵士はひじや肩、腹部などに5~6カ所の銃創があり、軍事境界線を越えてきた13日午後に同病院に緊急搬送されて約5時間にわたる手術を受けていた。
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