中国の李首相(右)と握手する文大統領=13日、マニラ(聯合ニュース)
中国の李首相(右)と握手する文大統領=13日、マニラ(聯合ニュース)
【マニラ聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と中国の李克強首相は13日、フィリピンの首都マニラで会談し、米最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備を巡り冷え込んだ韓中関係を巡り、両国間の交流・協力が早期に正常な軌道に戻るよう最善を尽くすことで一致した。青瓦台(大統領府)の尹永燦(ユン・ヨンチャン)国民疎通首席秘書官が伝えた。 文大統領はTHAAD問題で両国関係が冷え込んだことで多くの韓国企業が困難に直面したことに触れた上で、韓国企業の困難を解消し、両国間の経済、文化、観光、交流が活性化するよう協力を要請した。 特に両国企業の困難解消と投資活性化に向け経済分野の高官級協議体の早期再開を要請。中国内の韓国企業が電気自動車(EV)用バッテリーの補助金の支給対象から除外された問題や、韓国製品への反ダンピング(不当廉売)関税についても是正を求めた。 これに対し李首相は「中韓関係の発展に伴い一部の具体的で敏感な問題を避けるのは難しいが、両国間の実質的な協力の展望は非常に明るい」と指摘。「中韓関係は相互補完性が強く、中韓関係の未来に自信を持っている」と述べた。
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