韓国　きょうのニュース（１０月２３日）

◇公共機関の職員不正採用問題　徹底究明を＝文大統領　文在寅（ムン・ジェイン）大統領は青瓦台（大統領府）で開かれた首席秘書官・補佐官会議で、公共機関で職員の不正採用問題が浮上していることについて、「（採用を）請託した者と採用不正を行った役員・職員に対しては厳しい刑事責任と民事上の責任を問う」とした上で、必要なら公共機関全体を調査してでも不正採用の真相を徹底的に究明するよう指示した。また、不正な方法で採用された当事者については、採用を取り消すことも検討するよう指示した。◇総合株価指数　一時最高値更新　２３日の韓国株式市場で、総合株価指数（ＫＯＳＰＩ）は一時２５００．３３まで上昇し、取引時間中の最高値を更新した。終値は前営業日比０．５１ポイント（０．０２%）高の２４９０．０５となり、過去最高値を塗り替えた。◇ロッテ建設の住宅事業本部を家宅捜索　再開発事業疑惑で　ソウル瑞草警察署は、瑞草区蚕院洞の再開発事業で再開発組合の組合員に金品を提供したとの疑惑を受け、ロッテ建設の住宅事業本部を家宅捜索した。ロッテ建設は総事業費約１兆ウォン（約１０００億円）規模の同事業を巡り、ＧＳ建設と受注を競ったが、ＧＳ建設が事業権を獲得した。◇犬の首輪不使用への罰則強化へ　韓国農林畜産食品部はエレベーター内など公共の場所でのペットの首輪や口輪の不使用に対する罰金の基準を厳格化し、違反者に対する指導や取り締まりを強化すると発表した。◇安倍氏　北朝鮮脅威で衆院選勝利＝「強い自衛隊」への懸念浮上　森友・加計学園問題で支持率下落に直面していた安倍晋三首相が２２日に投開票された衆院選で圧勝し、北朝鮮の脅威を口実に自衛隊の戦力強化に乗り出す可能性があるとの懸念が出ている。これまでの安倍政権の対北朝鮮政策は外交ルートを通じた圧力と日本の防衛力の強化という二つの軸が中心となっていた。衆院選圧勝により、第４次安倍内閣では二つの政策をさらに強化するとみられる。