新古里5、6号機の建設現場=(聯合ニュース)
新古里5、6号機の建設現場=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)政権の脱原発政策で建設を一時中断している新古里原発5、6号機(蔚山市、完成率29.5%)について、国民の意見を取りまとめながら建設の是非を議論してきた「公論化委員会」は20日、同原発の建設再開を政府に勧告した。文大統領は同委員会の勧告案について「どのような結果が出てもその結果を尊重して決定を下す」と表明しており、24日の閣議で原発建設に対する最終結論を出す予定だ。 原発を運営する韓国水力原子力は7月14日、新古里5、6号機の建設中断を決定。文大統領は2基の建設中止を公約として掲げたが、すでに1兆6000億ウォン(約1600億円)が投じられ、完成率が3割近くに達している原発の建設を中止するか工事を再開するかを国民的な議論を経て決めるとして同委員会を設置した。 同委員会は「討論型世論調査」を実施する方針を決め、8月25日から9月9日に1次調査となる電話調査で2万6人の国民から回答を得て、その中から500人を抽出。うち478人が同月16日の2次調査に参加した。今月13日に2次調査参加者の98.5%に当たる471人が2泊3日間の総合討論会で3次調査に参加し、討論会最終日の15日に4次調査を終えた。 
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