金融政策方向を説明する李柱烈総裁=19日、ソウル(聯合ニュース)
金融政策方向を説明する李柱烈総裁=19日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)の李柱烈(イ・ジュヨル)総裁は19日、金融通貨委員会後の記者懇談会で、韓国の今年の国内総生産(GDP)成長率見通しを7月発表の2.8%から3.0%に引き上げると明らかにした。 韓銀は今年の成長率見通しを4月に0.1ポイント引き上げ2.6%とし、7月に2.8%を提示した。その年の見通しを3回連続で引き上げるのは7年ぶり。輸出好調などで景気の回復傾向が続くとの見方が背景にあるようだ。 李氏は、来年の成長率については2.9%との見通しを示した。 韓銀はこの日、金融政策方向に関する議決文で、韓国経済について「堅実な成長の流れを続ける」との見方を示し、世界経済の回復が続いていることなどから輸出が良好な流れを保っており、内需も財政支出の拡大などで緩やかに回復すると見込んだ。 また、当面は需要の面で物価上昇圧力が大きくないと見込まれるため、金融政策の緩和基調を維持すると説明した。 韓銀はこの日の金融通貨委員会で、政策金利を年1.25%で据え置くことを決めた。
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