【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮労働党中央委員会は18日に開幕した中国共産党の第19回党大会に祝電を送った。朝鮮中央通信が報じた。 中央委は祝電で、「中国人民はこの間、共産党の正確な領導(指導)下で中国独特の社会主義建設の偉業遂行で大きな前進を実現し、大変うれしく思っている」と表明。「第19回大会が円満な成果を挙げることを心から祈る」とした。 北朝鮮が中国への祝電を公開したのは昨年6月30日、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が共産党創建95年に際し習近平国家主席に祝電を送って以来。 ただ、今回の祝電は文章三つにすぎず、「中朝親善」に関する具体的な言及もなかった。中国が北朝鮮の核実験を受けた国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁に賛同し、中朝関係が冷え込んでいるためとみられる。 ただ、北朝鮮が祝電を送ったことは、中国と党対党の交流を通じた伝統的な関係は依然として維持していることを示しているとの見方もある。 中国は党大会終了後、共産党の代表団を各国に派遣し、決定事項の説明などを行っており、北朝鮮に高官級の代表団を派遣するかどうかも注目される。
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