公判を終えてソウル中央地裁を後にする朴被告=16日、ソウル(聯合ニュース)
公判を終えてソウル中央地裁を後にする朴被告=16日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の最大野党「自由韓国党」は18日に倫理委員会を開き、収賄罪などに問われている前大統領の朴槿恵(パク・クネ)被告と朴氏に近く党の主流派だった「親朴系」の中心人物、徐清源(ソ・チョンウォン)、崔ギョン煥(チェ・ギョンファン)両国会議員に対する懲戒問題について議論する。 党関係者は17日、「朴前大統領の党籍整理問題を扱う倫理委が明日(18日)開かれる」とし、「党革新委員会が『離党勧告』を行った徐清源、崔ギョン煥議員の問題も扱う」と述べた。 倫理委は、まず朴氏の懲戒問題から議論すると予想される。革新委の勧告案の通り、現在の党規上除名の次に重い「離党勧告」を議決する可能性が高い。 朴氏は倫理委の離党勧告議決の通知を受けた後、10日以内に離党届を提出しなければ除名される。 これにより、自由韓国党と朴氏の「絶縁」が事実上秒読み段階に入ったといえる。 同党は、倫理委の開催を前に朴氏側に自主的に離党するよう促すメッセージを伝えたとされる。ある関係者は「さまざまなルートを通じて朴前大統領側に党の立場を伝えた」と説明した。 朴氏側の反応は明らかになっていないが、離党勧告を拒否する可能性も取り沙汰されている。 同党は洪準杓(ホン・ジュンピョ)代表の23日の米国訪問を前に、朴氏の去就問題を済ませる計画だ。 鄭宇沢(チョン・ウテク)倫理委員長は16日、「朴前大統領と徐・崔議員に対する懲戒手続きは異なるため、別途(議論)しなければならない」とし、別々に審査する可能性を示した。 国会外交統一委員会所属の徐議員と崔議員は現在、在外公館に対する国政監査のため海外におり、両議員に対する懲戒の議論は国政監査以降に本格化する可能性もある。 同党は朴氏らに対する懲戒を終えた後、保守系の第3野党「正しい政党」との合併に関する議論を進める方針だ。
Copyright 2017(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0