韓国と中国の通貨交換協定が期限を迎えた(イメージ)=(聯合ニュース)
韓国と中国の通貨交換協定が期限を迎えた(イメージ)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】金融危機時に通貨を融通し合う韓国と中国の通貨交換(スワップ)協定が10日で期限を迎えた。両国は10日も協定の延長をめぐる協議を続けたが、結果を発表していない。 韓国の金東ヨン(キム・ドンヨン)経済副首相兼企画財政部長官は記者団に対し、「(協定の延長について)協議中で、今の段階では何とも言えない」と説明。ただ、「人民元の国際化と関連しているため、中国も(協定の延長に)大きな関心を示している」として、「最終発表があるまで慎重に取り扱ってほしい」と述べた。 両国は2009年4月に協定を締結。11年に融通枠を560億ドル(約6兆2900億円)に拡大した。14年には期限を3年延長した。 中国は米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の韓国配備に強く反発し、韓流コンテンツを締め出す「限韓令」や経済報復措置を取るなど両国の関係が悪化している。協定の延長が決まれば、関係改善に向けた転機になると見込まれる。 韓国と日本の通貨交換協定は2015年2月に終了した。昨年8月に協定の再開を巡る協議を進めることで合意したが、今年初め、釜山の日本総領事館前に旧日本軍の慰安婦被害者を象徴する少女像が設置された問題で中断している。
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