魯報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
魯報道官(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の魯圭悳(ノ・ギュドク)報道官は28日の定例会見で、米軍の戦略爆撃機B1Bが北朝鮮東沖の南北軍事境界線にあたる北方限界線(NLL)より北側の国際空域を飛行したことを巡る韓国政府高官の発言に関し、「『NLLより北の公海上の作戦に関し、NLLを順守する意味から韓国軍は参加しなかった』という趣旨で発言したものだと承知している」と述べた。 この政府高官は26日(現地時間)、米ワシントンで記者団に対しB1Bの飛行について「韓国側で事前協議を行い、われわれとしては(北朝鮮に)過度な刺激になる可能性があるために参加しなかったと国防部が説明したと承知している」と述べていた。 魯報道官はまた、韓国政府が北朝鮮に軍事会談を提案したことに対し、ティラーソン米国務長官が康京和(カン・ギョンファ)外交部長官に抗議したとする文正仁(ムン・ジョンイン)大統領統一・外交・安保特別補佐官(延世大名誉特任教授)の発言に関して、「7月に両長官の間で懸案全般に対する協議を行っている途中にわれわれの北への提案に関する議論があったもので、常にある外交トップ間のコミュニケーションと意見調整の過程だったことを伝えたものだ」と説明した。 また、韓国政府の対北朝鮮人道的支援の決定について、米国務省がインタビューなどで不満を表したとの解釈があるとの質問には、「北の相次ぐ核・ミサイルの挑発については国際社会と協力し、制裁と圧力を強化していくことが韓国政府の確固とした立場だ」とする一方、「しかし北当局に対する制裁と圧力とは別に、北の住民の劣悪な人道的状況の改善のため、人道支援を続ける必要がある」と述べた。
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