会見する魯報道官=28日、ソウル(聯合ニュース)
会見する魯報道官=28日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国外交部の魯圭悳(ノ・ギュドク)報道官は28日の定例会見で、国会女性家族委員会が「慰安婦被害者をたたえる日」の制定などを盛り込んだ法改正案を可決したことへの日本の懸念表明やソウル・日本大使館前の慰安婦被害者を象徴する少女像をソウル市鍾路区が「公共造形物」に指定したことについて、「慰安婦問題を歴史の教訓として記憶するための努力は(日本との)慰安婦合意と関係なく、続けていくというのが政府の立場」と述べた。 また、「少女像(移転)問題を含め、慰安婦問題に関する政府の立場は『韓日日本軍慰安婦被害者問題合意検討TF(タスクフォース、作業部会)』の検討結果などを踏まえて決める」との立場を重ねて表明した。 韓国政府は7月31日、外交部長官直属のTFを立ち上げ、2015年末の韓日合意の交渉過程や合意内容などの検証に乗り出した。年内に最終的な検証結果を出すことを目指している。 一方、国会女性家族委員会は今月27日、8月14日を慰安婦被害者をたたえる日に制定するなどの内容を盛り込んだ慰安婦被害者に対する生活安定支援・記念事業法の改正案を可決した。
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