21日、国連総会で演説する文大統領=(聯合ニュース)
21日、国連総会で演説する文大統領=(聯合ニュース)
【ソウル、ニューヨーク聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は22日(日本時間)、国連総会出席のための訪米を終え帰国する専用機内で行った記者懇談会で、北朝鮮問題の解決策と関連し、朝鮮半島情勢が緊迫化している今は「北に対し国際社会がまとまって圧力をかけること以外に方法がない」と述べた。北朝鮮が核・ミサイル挑発を中断すれば「より根本的な解決方法を模索できる」とした。 トランプ米大統領の外交分野での「師匠」とされる米シンクタンク・外交問題評議会(CFR)のハース会長は前日、文大統領に北朝鮮核問題の「創意的な外交解決策」を求めたが、文大統領は「創意的な解決方法の模索さえも、緊張がもう少し和らぎ、一息つけてはじめて可能になる」と説明した。まずは制裁と挑発、さらに厳しい制裁という悪循環から早く抜け出すことが大きな課題だと指摘した。 一方、国連総会での成果について文大統領は、来年の平昌冬季五輪の広報や北朝鮮核問題での協議といった目的もあったため、歴代の大統領と違い就任初年に出席したと説明し、「いろいろな面で成果もあった」と自評した。時差のためか、非常に大変なスケジュールだったとも語った。 文大統領は18日からニューヨークに滞在し、国連総会で一般討論演説を行ったほか、韓米首脳会談と韓米日首脳会談にも臨んだ。
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