安保理　対北制裁を全会一致で採択＝原油を初の制裁対象に

【ニューヨーク聯合ニュース】北朝鮮による６回目の核実験を受け、国連安全保障理事会は１１日午後（日本時間１２日午前）、北朝鮮への原油供給を３割程度減らし、北朝鮮産の繊維製品の輸入を禁じる内容を骨子とする追加制裁決議を全会一致で採択した。　北朝鮮への制裁対象に原油が含まれるのは今回が初めて。ただ、石油の全面禁輸は実現せず、金正恩（キム・ジョンウン）朝鮮労働党委員長に対する制裁も盛り込まれず、米国が主導した強力制裁は原案から後退し、実効性をめぐる論争が巻き起こりそうだ。