【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は4日午前、北朝鮮の6回目の核実験を受け、日本の安倍晋三首相と電話会談を行った。青瓦台(大統領府)の朴洙賢(パク・スヒョン)報道官が会見で伝えた。 文大統領は会談で、「国際社会と協力し、これまでとはレベルが異なり、北が痛感するような強力かつ実質的な対応措置を取る必要がある」と述べた。 また、「北が自ら対話のテーブルに着くまで制裁と圧力を強化すべきだ」と強調した。 これまでと異なるレベルの実質的措置とは、原油の供給停止など北朝鮮に対し経済的に打撃を与える国連レベルの措置を意味するとみられる。青瓦台関係者は「北への原油供給の中断、(北の)石油輸出や労働者の海外派遣の禁止などを含む強力な国連安全保障理事会の新たな決議案採択の推進を意味する」と話している。 両首脳は、今回の核実験が韓日はもちろん国際社会のこれまでの警告と安保理決議を無視したものだとした上で、国際社会の平和と安定に深刻な脅威であり、規模と性格が過去とは異なる深刻な挑発との認識で一致。北朝鮮を強く非難した。 また、韓日、韓米日が緊密に連携し、北朝鮮に対して最も強い制裁と圧力を加えていくことでも一致した。その一環として、これまで以上に強力な安保理制裁決議の採択を目指すことにした。
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