アメリカ人の“北朝鮮旅行禁止”措置、1日から公式発効
アメリカ人の“北朝鮮旅行禁止”措置、1日から公式発効
アメリカ国防総省の北朝鮮旅行禁止措置が1日(現地時間)、発効された。これにより、アメリカパスポート所持者は米政府の特別承認なしでは北朝鮮を旅行することはできない。

 今回の旅行禁止措置は北朝鮮に約17か月間抑留され、昏睡状態で解放された後、6日後に死亡したアメリカ人大学生オットー・フレデリック・ワームビアさんの事件によるものだ。国防総省によって延びたり取り消しにならない限り、1年間有効だ。

 北朝鮮訪問や経由のために特別承認を受けるには、アメリカの国益に符合しなければならない。即ち、メディアや救護団体関係者が制限された地域に関する情報を得て、これを公共に知らせる目的があったり、差し迫った人道主義的考慮によって正当化しなければならない。

 この間、北朝鮮を訪問するアメリカ人は年間1000人程度だったが、今回の措置によりアメリカ人の足が完全に途切れることになる。北朝鮮に留まる少数のアメリカ人救護団体関係者や平壌(ピョンヤン)科学技術大学など大学で働く教職員は8月31日、高麗航空便で平壌を離れ、中国・北京や上海国際空港に到着したと伝えられた。

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