全養鶏場を対象に実施した調査結果を発表する金瑛録長官=18日、ソウル(聯合ニュース)
全養鶏場を対象に実施した調査結果を発表する金瑛録長官=18日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の農林畜産食品部は18日、鶏卵から殺虫剤の成分が検出された問題を受けて全国の養鶏場を対象に実施した検査で、安全性の面で適合の判定を受けた養鶏場について鶏卵の出荷再開を認めたと発表した。検査は全養鶏場1239カ所を対象に行われ、1190カ所が安全性の面で適合の判定を受けた。出荷が認められたのは全生産量の約95.7%になるという。 農林畜産食品部の金瑛録(キム・ヨンロク)長官は同日開いた記者会見で、「きょうから出荷されるすべての鶏卵は安全だ」と強調した。また「昨日は平常時の供給量の30%程度、きょうは50%以上が流通することを期待している」と説明した。 同部は不適合の判定を受けた49カ所の養鶏場に対し、鶏卵の回収や廃棄の状況などを点検中で、すでに出荷された鶏卵は回収して廃棄するようにした。 農林畜産食品部は14日、残留農薬の一斉検査を行ったところ、京畿道南楊州市の養鶏場で殺虫剤の「フィプロニル」が定められた基準値を超えて検出されたと発表した。また同日、京畿道広州市の養鶏場では、鶏についたダニから殺虫剤の「ビフェントリン」が基準値を超えて検出された。 これを受け同部は15日午前0時から全国全ての養鶏場で鶏卵の出荷を中止させ、全養鶏場の検査を実施した。
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