7月29日、北朝鮮による前日夜の弾道ミサイル発射を受けて開かれたNSC全体会議で対話する国防部の宋永武長官(左)と鄭義溶国家安保室長(青瓦台提供)=(聯合ニュース)
7月29日、北朝鮮による前日夜の弾道ミサイル発射を受けて開かれたNSC全体会議で対話する国防部の宋永武長官(左)と鄭義溶国家安保室長(青瓦台提供)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)は10日、北朝鮮の朝鮮人民軍がミサイルによる「グアム包囲射撃」の具体的な実行計画を明らかにしたことを受け、午後3時から国家安全保障会議(NSC)常任委員会を開催すると伝えた。 NSC常任委は大統領が主宰する全体会議とは異なり、外交・安保政策の司令塔である青瓦台の国家安保室長が主宰する。 10日の朝鮮中央通信によると、北朝鮮軍は9日、8日付で発表した米領グアム周辺へのミサイル発射計画について、中長距離弾道ミサイル「火星12」4発を同時にグアム沖30~40キロの海上に撃ち込むことを検討していると表明した。計画が実施されれば、「火星12」は島根県、広島県、高知県の上空を通過することになるとした。この計画を8月中旬までに完成させ、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に報告し、発射待機態勢で命令を待つことになると伝えた。 青瓦台の関係者はこの日、「撃つと言っただけでNSCを開くことはしない」と述べていたが、ひとまずNSC常任委で北朝鮮の動向を確認し、挑発の意図を分析する方針に転じたという。
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