パワハラを受ける兵士(イメージ)=(聯合ニュース)
パワハラを受ける兵士(イメージ)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国軍の序列3位にあたる朴贊珠(パク・チャンジュ)第2作戦司令官(陸軍大将)夫妻が自身の官舎で働く兵士にパワハラを行ったとされる問題について、国防部は4日の中間監査結果発表で「関係者に対する調査の結果、メディアで報道された内容の一部については夫妻と告発者の主張が食い違う部分があるが、相当部分で事実であることが明らかになった」と伝えた。 また「民間団体が軍検察に提出した告発状と監査調査の結果に基づき、刑事事件として第2作戦司令官を立件し、検察が捜査することになった」とし、「夫人は軍検察が参考人として調べる予定」と説明した。 報道によると、兵士たちはゴルフボール拾いなどさまざまな仕事を強要され、夫人から手首に呼び出し用の機器を着用させられていた兵士もいた。 被害を受けたとされる元兵士の1人はパワハラについて「地獄のようだった」「司令官の妻は家で指一本動かさず、兵士らを召使いのように扱った」などと証言。ひどい暴言でののしられることもあったという。 告発を受けて、国防部は2日から夫妻や官舎に勤務する兵士など約10人を対象に調査を実施していた。 また国防部は兵役のために入隊した朴氏の息子が休暇で一時帰宅した際に、朴氏の車を運転兵に運転させ、息子を乗せた事実も確認したという。 監査を進めた国防部の関係者は「職権乱用や苛酷な行為の強要などが適用される可能性がある」と話した。 国防部は現役軍人である朴氏に関しては軍検察が捜査をし、民間人である夫人については参考人として調べるものの、必要があれば検察に捜査を依頼する方針だ。
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