NSCを主宰する文大統領=29日、ソウル(聯合ニュース)
NSCを主宰する文大統領=29日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は29日、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)級のミサイル発射実験について、「北東アジアの安保構図に根本的な変化をもたらし得る」と話した。 尹永燦(ユン・ヨンチャン)国民疎通首席秘書官によると、文大統領は国家安全保障会議(NSC)で、北朝鮮の挑発に対する国連安全保障理事会の措置など国際社会によって断固たる対応が行われるよう外交・安保官庁に求めた上で、必要なら韓国独自の対北朝鮮制裁を検討するよう指示した。 断固たる対応については北朝鮮政権も実感できるよう強力かつ実質的な措置になるようさまざまな分野で検討するよう求めた。また、米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の発射台4基の韓国への追加配備問題を含め、韓米連合防衛能力の強化や信頼ある拡大抑止力の確保に向け、米側と直ちに協議するよう指示した。
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