半導体市場でサムスン電子がインテルから世界王者の座を奪おうとしている(イメージ)=(聯合ニュース)
半導体市場でサムスン電子がインテルから世界王者の座を奪おうとしている(イメージ)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国のサムスン電子が4~6月期決算で、世界半導体市場で24年にわたりトップを守ってきた米インテルの業績を上回った。サムスン電子は次世代DRAM(記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)やNAND型フラッシュメモリーで優れた技術を開発し、半導体メモリー市場をリードしている。 インテルが27日(現地時間)発表した4~6月期決算によると、売上高は148億ドル(約1兆6400億円)、営業利益は38億ドルだった。一方、サムスン電子は27日(日本時間)発表した4~6月期決算で、半導体部門の売上高を17兆5800億ウォン(約1兆7500億円)、営業利益を8兆300億ウォンとした。同部門はインテルの売上高を上回り、営業利益でもインテルを大きく引き離した。 営業利益率をみると、サムスン電子が45.7%を記録したのに対し、インテルは25.7%にとどまった。 モバイル市場の急成長に伴いDRAMと、NAND型フラッシュメモリーを用いた高速記憶装置ソリッドステートドライブ(SSD)の需要が急増し、価格も急速に上昇したことが、サムスン電子の「逆転」につながったとみられている。サムスン電子の主力製品であるメモリーチップの市場が、インテルの主力の中央演算処理装置(CPU)市場よりも大きく成長しているため。 サムスン電子の半導体部門は下半期、一段と好調になると予想され、通期でもインテルを退ける見通しだ。 市場調査会社の米ICインサイツは最近の報告書で、「サムスン電子が1位に立つなら、同社だけでなく、すべての半導体メーカーにとって記念碑的な出来事になるだろう」と記している。
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