昨年9月、起亜のメキシコ工場完工式で関係者と「K3」にサインする鄭夢九(チョン・モング)現代自動車グループ会長(左から2人目、現代・起亜提供)=(聯合ニュース)
昨年9月、起亜のメキシコ工場完工式で関係者と「K3」にサインする鄭夢九(チョン・モング)現代自動車グループ会長(左から2人目、現代・起亜提供)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の現代自動車と子会社の起亜自動車が上半期(1~6月)にメキシコ市場で好調な実績をあげ、合計の販売台数が日本のトヨタ自動車を初めて上回ったことが24日、分かった。 両社とメキシコ自動車工業会(AMIA)の統計によると、起亜は上半期にメキシコで前年同期比74.7%増の4万1055台、現代は22.6%増の2万561台を販売した。起亜の増加率はメキシコに進出する大手完成車メーカー15社のうちで最も高く、現代も3番目に高い伸びを記録した。 両社は、合計販売台数(6万1616台)がトヨタ(5万1307台)より1万台以上多かったことに大きな意味を持たせている。世界1位の販売を誇るトヨタは昨年、メキシコ市場で10万4955台を販売し、シェア4位となった。 今年上半期もトヨタは販売を前年同期比11.7%増やしたが、昨年9月に起亜のメキシコ工場を完成させた現代・起亜に追い抜かれ5位(現代・起亜の合算時)に後退した。 現代・起亜によると、メキシコ市場の好調な販売実績は起亜のセダン「K3」(現地名「フォルテ」)と「ソウル」がけん引したという。起亜のメキシコ工場の主力生産モデルとなるK3は上半期の販売が9173台と、前年同期の2倍以上に伸びた。 関係者は「起亜のメキシコ工場が昨年稼働を始めたことで、現地での販売が大きく増えている。積極的な現地マーケティングと顧客サービスで成長を維持したい」と話している。
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