成長率見通しについて説明する李柱烈総裁=13日、ソウル(聯合ニュース)
成長率見通しについて説明する李柱烈総裁=13日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)は13日、韓国の今年の国内総生産(GDP)成長率見通しを4月発表の2.6%から2.8%に上方修正した。李柱烈(イ・ジュヨル)総裁が金融通貨委員会後の記者懇談会で発表した。 見通しは、民間シンクタンクの予測(2.5~2.6%)より高い。韓国政府の見通しは2.6%だが、改善の余地があるとみている。 韓銀は、4月に成長率見通しを従来の2.5%から2.6%に引き上げたばかりだが、輸出改善に対する期待感から再び上方修正したとみられる。 李総裁は韓国経済について「消費は伸び悩んでいるが輸出が大幅に増えた。主要国との貿易条件の変化や地政学的な不確実性の要因が存在するが今後も堅調な成長が続く」との見方を示した。成長率見通しに政府の補正予算案は反映していないと説明した。 韓銀の予想通りなら、韓国の成長率は3年連続で2%台後半にとどまることになる。2014年は3.3%、15年と16年はそれぞれ2.8%だった。 一方、今年の消費者物価上昇率の見通しは1.9%を維持した。
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