外交部長官の任命式を終えた文大統領(前列右)と康氏=18日、ソウル(聯合ニュース)
外交部長官の任命式を終えた文大統領(前列右)と康氏=18日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は18日、野党の反対を押し切って外交部長官に康京和(カン・ギョンファ)氏を任命したことについて、「宣戦布告だとか強行だとか、大統領と野党間の戦争が勃発したように言うのは穏当ではない」と述べた。文大統領が与野党の協力を掲げながら任命に踏み切ったとして反発する野党に対し、批判した上で、今後も野党との協力に努力する姿勢を強調したかたちだ。 また、外交部の改革にも言及し、「過度に外交官試験中心で閉鎖的構造になっている」と指摘。さらに「4大国中心の外交を脱却し、外交の多元化が必要」として、欧州連合(EU)や東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国、アフリカなどに多元化する考えを示した。大使についても、民間専門家や外交官試験出身者以外、女性などに任命の幅を広げれば外交がより早く発展するだろうと述べた。 前国連事務総長特別補佐官で女性初の外交部長官となった康氏は外交官試験を経ていない。
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