ドーハでの試合を終えて仁川国際空港に到着し、取材に応じるシュティーリケ氏=14日、仁川(聯合ニュース)
ドーハでの試合を終えて仁川国際空港に到着し、取材に応じるシュティーリケ氏=14日、仁川(聯合ニュース)
【坡州聯合ニュース】サッカー韓国代表が2018年ワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア最終予選で失速し、9大会連続のW杯出場が危ぶまれる中、大韓サッカー協会は15日、シュティーリケ監督を解任した。 大韓サッカー協会技術委員会はこの日、坡州NFC(代表チームトレーニングセンター)で開いた会議で成績と競技力不振の責任を問い、ドイツ人のシュティーリケ監督の解任を決めた。 2014年9月に代表チームの指揮官に就任したシュティーリケ氏は在任期間中、15年1月のアジア・カップ準優勝と同年8月の東アジア・カップ優勝という実績をあげたが、W杯最終予選では今年3月に中国に敗れたほか、格下のシリア相手に辛勝するなど不振が続いていた。 韓国代表はW杯最終予選A組で4勝3敗1分け(勝ち点13)と、すでに2位以内となり本選進出を決めたイラン(勝ち点20)に続いて同組2位だ。しかし3位のウズベキスタン(勝ち点12)に追い上げられ、9回大会連続での本選進出に暗雲が立ち込めた。単純な戦術とずさんな組織力が批判され、シュティーリケ氏の解任を求める世論が高まっていた。 協会は今年4月にも監督解任を議論。この時は留任を選んだが、カタール戦の黒星で判断を誤ったとの批判から逃れられなくなった。 最終予選8戦を終えた韓国は、8月31日にイランとホームでの第9戦を行い、9月5日にウズベキスタンとアウェーでの最終戦を行う。 2年9カ月にわたり韓国代表を率いたシュティーリケ氏は代表チーム監督の最長在任記録を更新したが、不本意な形で退任することになった。これまでの最長在任記録は10年のW杯で16強進出に導いた許丁茂(ホ・ジョンム)氏の2年7カ月だった。 
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