店頭に並んだミネラルウオーター=(聯合ニュース)
店頭に並んだミネラルウオーター=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国でミネラルウオーター市場が急成長している。 調査会社のニールセン・コリアが14日発表した調査結果によると、韓国のミネラルウオーター市場規模は2010年までは3000億ウォン(約290億円)台にとどまっていたが、12年は5016億ウォン、14年は6040億ウォン、16年には7403億ウォンに拡大した。ここ4年で売り上げが約1.5倍に増えた計算だ。今年も1~4月の売上高が2177億ウォンと、前年同期比で11.4%増加した。 単身世帯の構造的な増加や大気汚染による健康意識の高まりなどを背景に、ミネラルウオーター市場はこの先も成長を続けると見込まれる。インターネット通販が普及し、重い商品を手軽に購入できるようになったことも売り上げの増加を後押しする。20年には市場規模が「1兆ウォンに達する」(証券会社アナリスト)との見方もある。 市場が拡大していることから、食品メーカーの競争も激化している。広東製薬が販売する「済州三多水」が40%台のシェアでトップを守る中、ロッテ七星飲料の「アイシス」、農心の「白山水」などが続く。最近では市場に新規参入するメーカーも増えているほか、大型スーパーやコンビニエンスストアなどの小売業界もプライベートブランド(PB)のミネラルウオーターを売り出している。
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