二階氏(左)と握手を交わす李氏=12日、ソウル(聯合ニュース)
二階氏(左)と握手を交わす李氏=12日、ソウル(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の李洛淵(イ・ナクヨン)首相は12日、政府ソウル庁舎で安倍晋三首相の特使として来韓した自民党の二階俊博幹事長らと会談し、両国関係について、「両国の指導者の知恵で解決できないものはない」との認識を示した。 李氏は「韓日間には良いことも良くないこともあるが、その都度、両国指導者の知恵で問題を解決してここまで来た」と強調。「民間の揺るぎのない草の根の交流が韓日関係を強固に支えている。今も民間交流は動揺なく維持されている」として、「多くの知恵を貸してほしい」と要請した。 また、二階氏が2015年の国交正常化50周年記念イベントに大規模(約1400人)の訪韓団と共に来韓したのに続き、今回も約360人の訪韓団と来韓したことに謝意を表明した。 二階氏が南西部の木浦を訪問し、金大中(キム・デジュン)ノーベル平和賞記念館や故尹鶴子(ユン・ハクジャ、日本名:田内千鶴子)さんが多くの孤児の面倒を見た施設「共生園」を訪れたことにも言及し、「韓日間の友好を確認し、良いメッセージを送ったことに感謝する」と述べた。 二階氏は日本にとって韓国は戦略的な利益を共有する最も重要な隣国だとし、北朝鮮問題などさまざまな分野で協力する必要があると応じた。また、未来志向の関係を構築するため、全力を尽くす意向を示した。
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